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2022年1月

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます

昨年来、コロナ禍での自粛要請などへの対応で厳しい経済活動を余儀なくされており、現在のところ、対面による面談カウンセリング実施は感染防止の観点で自粛しておりますが、一日も早くすべての方々の安定した生活が取り戻せるようになることを心からお祈りいたします。

今回の新型コロナの感染は世界的な猛威でもあり、熱帯地域であるアフリカや中南米においても猛威をふるっている現状にありますが、多くの点で日常生活における変革が求められています。当ケアセンターが遠隔地のクライアントをサポートするための心理カウンセリングとして、メールカウンセリングを始めた1996年頃には多くのカウンセラー諸兄からは、対面しない心理カウンセリング自体は非常識であるというネガティブな意見も多くありましたが、文章表現の文脈から心理的な心の変化を読み解くことことによる心の内面把握の確実性について、当時は根気よく説明してきました。現在では、心理系大学院でのメールカウンセリング研究をはじめ、多くのWebサイトやSNSでのメンタルケアサポートのサービスが一般的となっており、各地の都道府県の公的機関によるSNS相談や危険回避のSNSサポートも実施されております。
 今、職場におけるリモート勤務やリモート会議への対応、学校におけるオンライン授業、度道府県や官庁の省庁内業務や窓口や民間企業における押印廃止によるワークフローのITオンライン化など、全ての生活場面において場所と時間を超えた効果的なコミュニケーションが求められており、意識の変革が世界的レベルで要求されているといえます。それは、同時に心の変容についても求められており、コロナ禍での医療機関をはじめ多くのエッセンシャルワーカーともいえる方々のご苦労にもフォーカスがあてられています。これまでは当たり前であると感じていた社会基盤を支える方々の活動の重要性をあらためて認識させられ、私をはじめ多くの方々が日常生活における他者への感謝の気持ちを確かめることができたと思います。
 100年前の世界的なスペイン風邪を乗り越えたと同様に、今回のコロナ禍における人類の緊急事態においても、貧困で困窮を極める世界中の方々をはじめ社会的弱者に手を差しのべ世界の貧困の格差を超えて、お互いに他者を助け合い、多様性のある全ての人々を認め、他者への感謝と尊敬の念を常に持つことを求められている変革の時期であると実感します。ちょうど100年前の古いセピア色の世界の写真を閲覧できるサイトでは、100年前にロンドンの貧民街で粗末な着衣で寒さに震え路上にうずくまる白人の子どもたちの写真、ニューヨークにおける児童労働の劣悪な環境で労働を強いられる白人の子どもたちの作業写真などを閲覧すると、現在のアフリカや東南アジアの難民キャンプや貧民街とまったく同じ光景であるったことに驚かされます。これまで、経済発展を遂げた先進国において社会的な弱者が救済されてきた国際発展の中で、今も経済発展から取り残されている世界各国における紛争による避難民の救済支援、貧困家庭で児童労働を余儀なくされている子どもたちの救済など、世界に視点を移し社会的な弱者や子どもたちへの支援についても、世界的な変革の時期にあると感じると同時に、私たち一人ひとりに全ての他者への思いやりの気持ちと行動を求められているといえます。

変革の今年も、感謝の気持ちと他者への思いやりを実践することで、世界的なコロナ禍を乗り越えるられて、新たな世界が拡がるることを心からお祈りしております。

長谷川 裕通

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